舌切り息子

KIDS

こんにちは、よめです。先日、息子が舌をしたたかに切ってきた(この表現は正しいのかな?)時のことを書き残しておこうと思います。

舌を切った経緯

高所からジャンプ

アスレチックのある公園で大好きな大きい岩にのばっていたぼま。帰り際に大きなジャンプでキメようとしたところ、着地した瞬間

ぼま
ぼま

ぎゃーーーーーーーー!!!!

大泣きしながら抑える口からは血が溢れ出ていたとのこと、おっとはすぐに

おっと
おっと

やりおったな…

と思ったそうです。着地のはずみで、前歯で舌を噛んでしまった様子。下の中ほどがぱっくりと切れてしまっていました。

Tシャツで止血

口内の流血でなかなか止まらないので、清潔な水でうがいをさせようかと迷ったおっと。とりあえず調べたGoogle先生(さかえ歯科医院の榮先生)曰く

「まずは止血することが最優先」とのこと。逆に避けるべきは、血の味が気になるからと「うがいをしてしまうこと」だそうです。うがいをすると、止血どころか血が止まりにくい状況を作り出してしまいます。

歯科タウン ドクターインタビュー https://www.shika-town.com/contents/doctors/tongue_dr_sakae#04

冷静にググったおっと、Google先生、榮先生、ありがとう!とりあえずおっとが自分のTシャツでぐっと舌を押さえ、止血に努めてくれたそうです。

ちなみに、日本医師会のHPを見ると…

舌を切ると、出血も多く、死んでしまうのではないかと心配になるでしょうが、それだけで命にかかわるようなことにはなりません。

日本医師会 白クマ先生の子ども診療所 https://www.med.or.jp/clinic/kega2010_kuti.html

え?死なないの?小説とかではカジュアルに舌切って死んでるのに…
そもそも自分でぐっと舌を噛もうとしても痛すぎて理性が全力で止めてくるので、今回のようにはずみで噛んでしまわない限り舌を噛み切るのって難しいですね。

何にせよ、自分で舌を噛んでみるたび、長男はさぞや痛かったろうと涙が出てきます。

急いで帰宅

一方こちらはいつもの土曜日、おっとが息子2人を連れ出してくれたので、私はゆっくり半身浴。早めに上がって、夕食の仕上げをしようと思っていたその時でした。

ぼま
ぼま

おかあさーーーーん!!!!(血まみれ)

よめ
よめ

ぎゃーーーーーーー!どこから!?誰の!?

まさかの流血。2人ともTシャツが血だらけ。頭は真っ白。あなたの血はどこから?!?!

ぼま
ぼま

おいらは舌から

見せてもらった舌は、中央から真っ二つに(もちろんそんなことはないが、パニクリすぎてそのレベルに見える)泣きそうになりながらぼまを抱きしめました。こちらがあまり不安がっても本人も動揺すると思ったので努めて冷静に。おっとはずっと、いつもと同じトーンで

おっと
おっと

痛いよな。絶対痛かったよな。わかるよわかるで、よく頑張ったな

とぼまに共感し続けてくれていたのでとっても助かりました。心強かった…
育児本全然読まないのに、時々素でいわゆる大正解をやってのけるのはすごいと思います(余計なひとこと)

病院探し

その時既に土曜日の19時。空いている小児科は全く思いあたらず、そもそも舌を切ったことに対して小児科でいいのか?とりあえず、状況を相談できそうな先をあたってみることに。まずおっとが看護師のお母さんに連絡をとってくれて、LINE通話で状況を説明。縫ったほうがいいかもしれないし、とりあえず病院に見せたほうがいい、救急で対応してくれるところがあるはず、と教えてくれました。しかしどこがあるのか?!

救急相談センター(東京都)

以前、夜中にぼまの高熱が出た時、こどもの救急に連絡したことはありました。#8000で、多くの小児科が時間外の間に緊急相談に乗ってくれる番号です。

小児科医師・看護師からお子さんの症状に応じた適切な対処の仕方や受診する病院などのアドバイスをうけられます。 全国同一の短縮番号#8000をプッシュすることで、お住まいの都道府県の窓口に自動転送されます。 実施時間帯は自治体によって異なります。

こちらも対応可能だったのですが、今回に関しては『病院行った方がいいかな?様子見で大丈夫かな?』ではなく『今すぐいける病院教えて』レベルのお話なので、ちょっと調べてこちらにかけてみることに。

東京消防庁救急相談センター 

こちらは短縮番号#7119らしいのですが、慌てすぎて普通の電話番号にかけました。
もちろんそれでも繋がりました。

対応してくださったのは、かなりテキパキとした女性の方。状況を説明すると共に、子供の年齢、今の様子、止血状況なども詳しく聞いてもらう。すごく落ち着いて、しかし早口で対応いただいたので安心感が半端じゃない。好きになりそうだった。

よめ
よめ

ありがとうございます。。。

対応方針は2つで、
①現在も診療してくれるクリニックを探す
②救急対応してくれる病院に行く

②の方が早くて確実そうだけど、今まで我々も使ったことがない救急外来、多くの場合2、3時間待ちらしい。まずは①を探して、たとえ少し遠くてもクリニックで当たれそうであれば結果的に早めに診てもらうほうが良いとのこと。その後3分くらい保留になり、病院を探していただきました。

再度繋がった電話で、比較的近場のクリニックを3つ教えてもらいました。いずれも土曜日の遅くまで対応可能のクリニック。平日は仕事で通えない方々、土曜日も仕事で遅めの方向けなのでしょうか…何にしてもありがたい!その時点で時計は19時15分。19時半まで診察のクリニックもあったので、急ぎお礼を伝え、それぞれ電話をかけてみることに。

クリニック

3つもあればどこか当たるだろうと思っていたのだけど、意外に繋がらなかったり、診療受付時間は終わっているのでと断られたり…子供のことで、と泣きそうになりながら話していたので、同情して頂くことも多くありがたかったのですが、正直

よめ
よめ

同情するなら診ておくれ!!!!

と、ギリギリ世代でもないのに心で叫ぶよめ。
結局3つあった候補のうち1番最後、タクシーで10分程度のクリニックに繋がり、診てもらえることになりました。この時点で診療終了まで10分。ギリギリすぎる!

救急病院

仮にクリニックが全滅だった場合は最寄りの救急病院を紹介してもらう流れでした。
もう一度先ほどの番号(#7119)にかけて相談するか、東京都福祉保健局が提供している24時間医療機関案内サービス(ひまわり)に連絡しても良いそうです。

ちなみに、対応頂いた女性が「わたしはひまわりの方もやってるので…」とおっしゃっていたので、電話番号やサービス提供主体は違っても、中身(その時点で救急対応できる病院やクリニック情報を探し、提供する)が同じということで人員掛け持ち制度なのかも。

平常時はそれくらいじゃないと効率悪い気もしますが、多くの人が非常な時は全然つながらないのかもね…

受診とその後

口腔外科(受付)

さて、お風呂上がりのずぶ濡れ髪を振り乱し、パジャマのまま長男をおんぶしてタクシーを捕まえる。キャップを深く被り、大きめのマスクの下は当然すっぴん。血まみれの子どもを抱いており、夜逃げさながらでしたが、

よめ
よめ

とにかく急いでください!!!!!

との圧に答えるように飛ばしてくれたタクシーの運転手さん、ありがとうございました。

到着したクリニックでは問診票を書いてしばらく待機。電話口ではかなり緊急モードだったのですが、肝心の長男がディスプレイに表示されたクリーニング前の歯の写真を見て

ぼま
ぼま

うひょ~これ、みてみて!だめだねぇ~!!!

ぼま
ぼま

ねぇおかあさん、これもデート?これ終わったらさ、デートしない?

と謎の余裕ぶりをかましていたので、受付には和やかな空気が流れ始めました。しかし気づけば私の手は震えていた…

口腔外科(診療)

いつもの歯医者さんの検診どおり、仰向けになって大きく口を開けてくれたぼま。舌が痛むので、何をされるかと不安がっていましたが、結局以下の通り安心できる結果となりました。

①舌を切った場合、縫合するケースもあるが、年齢を考えると口内に針を入れるほうがリスク
②歯のぐらつき等無く、状態は極めて良好
③切れている部分は深く見えるが、止血されているので経過観察でOK
④子供の回復力はすごいので、軟膏など含め薬は不要
⑤今後一週間程度食事に気をつけるように
・辛いものなど刺激物は与えない
・いつもより小さめにカット
・食材は柔らかいほうが食べやすい
⑥気になって触ることがあるかもしれないが、なるべくやめさせる
⑦歯磨きも普通に実施できる、歯磨き粉がしみる場合使わなくて良い

よめ
よめ

あ~~~よかった~~~~~

長男も、もう終わり!?と覚悟していたほど何もされなかったので、大喜びで診察室を後にしました。

その日の夕食

帰りに食べられそうな柔らかくて甘い好物をたくさん買いました。
(プリン、カステラ、バウムクーヘン等)
今思えば湯豆腐とか、煮込み系のほうが栄養的にはよかったのかもしれませんが、何を隠そうその日はピザパーテイを予定しており、お留守番中のおっとときゃまにピザを取りに行ってもらっておりました。
ピザが食べられると思っていたのに、舌を切って流血した上自分だけ豆腐って嫌じゃないですか?
わたしは嫌です。

その時は特に甘やかしモードだったので、迷わず好物ばかり与えてしまいました。そんなもんです。

食べられるだけでいいよ、と伝えたけれど、お腹も空いていたようできっちり好物を食べていました。
ただ、いつもはパクパク食べるナゲットやピザも一口食べるけれど、やっぱり食べにくいし痛いみたい。ゆっくり治していこうね。よく頑張ったね。

経過

はい、ゆっくり治していこうねとは言ったのですが、回復力がすごくてもうほぼ治っております。
翌日には

ぼま
ぼま

もう痛くないよ!あ、やっぱり野菜は食べられないかも~

とだいぶ食べられそうで、夕食にはシチューとパンを完食。
その次の日(3日目)はいつもとほぼ変わらないメニュー、保育園の昼食も概ね食べて帰りました。

肝心の切り傷の様子はというと、2日目の朝にはすでに半分閉じかけており、3日目、4日目と日を追うごとにみるみる消えていきました。子供の回復力、そして舌の蘇生能力すごい。

もともとは赤丸の直径くらい長い裂傷だったのが、穴のようになりました。


アメーバみたいに回復していくのが面白くて、何度も舌見せて!と写真をとったり、すごいね~!と褒めていたら、次男のきゃまも褒めてもらいたくて舌をペロペロ見せてくるようになりました。

きゃま
きゃま

じぇ!

舌切り息子、こちらの想定以上の回復力で、4、5日目の今は何でも食べています。
はずみで噛んだとはいえ、他に外傷などもなく無事で済んで本当に良かった。こんな痛い思いをしてもまるでトラウマにもならず相変わらず高いところに登り、ジャンプするのが好きな息子でした。

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