まだまだ絵本が好き
先日、こちらの記事でシリーズ絵本のランキングをご紹介しました。

まだまだすきなえほんがあるんだよな~
シリーズものにこだわった記事だったので、今回は単独(一冊)ものでのランキングを作ってみました。以下、「絵本単品Best5」です。
絵本単品Best5
5位 しんごうきピコリ
たまたま本屋さんで見かけ、よめが一目惚れしたこの本。
まず作者がザ・キャビンカンパニーという謎の団体。(阿部健太朗さんと吉岡沙希さんという2人組の画家/絵本作家ユニットで、地元大分県を中心に広く活動されているアーティストらしい)

表紙は普通に青色、黄色、赤色のしんごうきで、色によってすすめ、きをつけてすすめ、とまれを勉強する知育絵本…かと思いきや、紫色やオレンジ色、ピンク色など見たこともない信号機の色とともに、様々なルールが登場します。

何回目かで全色のルールを覚えて、先に教えてくれるようになってんな
イラストのタッチが独特で、カラフルなので見ていて飽きないです。
また、信号機のルールと共に様々な(ちょっと不思議な)乗り物が出てくるのも、乗り物好き男児にハマったのかも。
ザ・キャビンカンパニーについて改めて調べてみると、結構他にも絵本を出版されていました。
だいおういかのいかたろうとか…

ひげらっぱとか。


なにこれ面白そう
図書館で予約注文してみます。
4位 くつやさんとおばけ
つついてはいわさきさとこさんの「くつやさんとおばけ」。
寂れた商店街のくつやさんに、いろいろなお化けが訪れるお話。

冒頭に出てくるひとつめ小僧が可愛いのですが、その後もコミカルなお化けたちがたくさん出てきて、それぞれの希望に合った靴を店主に見繕ってもらいます。
オチは絵本ならではなのですが、幸せそうなおじいさん店主にほっこり。

ふりかえると、なんとそこにはちょうちんこぞうが立っていました
ぼまはこのシーンが何故か大好きで、たびたび自分で再現していました。
3位 オニガシマラソン
続いてはトロルさんのオニガシマラソン。
書店でも大きく取り上げられていたのですが、あまりストーリー性がないかも?としばらく手に取らなかった本。
鬼ヶ島を舞台に、50匹(人?体?)の魑魅魍魎がマラソンで闘う物語。走るだけでなく、邪魔したり出し抜いたりと何でもありです。

ちみもうりょう!?

素直に読んでいっても面白いのですが、我が家ではその会の「オシ」を決めてから、その選手に注目して読み進めるやり方にハマっていました。
というのも、どんどん脱落していく選手たちがどこでどうやってリタイアしてしまったのか、全体をさらっと読んだだけではわからない!
あれ?この選手最後までいけるんだっけ?(完走はできるんだっけ?)
と応援しながら読んだり、リタイアした選手もあとから観客席に出てきたりするので、それぞれを主人公に楽しむと50度美味しい!
更に、シリーズものでもハマりがちだった「○○を探せ」といった仕掛けもあり、何度も何度もリピートしていました。

ぼくはどらごん選手がすき!
あまりにもハマったので、同じ作者の絵本を探してみたのですが、対象年齢がやや高いものしかなく今のところオニガシマラソンが独走中です。
2位 からあげビーチ
続いてはからあげビーチ。作者は海外風のお名前ですが、両親の転勤に連れられて人生で六カ国での学校生活を経験した真髄のグローバル作家さん。
絵本自体は日本の出版元より、日本人のイラストレーターとコラボレーションして作られたもの。
からあげビーチでは、からあげの衣を脱ぐと実際中身は様々(鶏肉はもちろん、大豆ミートやタコだったり…)ということから、ベジタリアン、イスラム教、小麦アレルギー、卵アレルギーなど様々な選択や要請に対応した食事があるということをわかりやすく学べます。


ぼくもペスカタリアンをおぼえたよ!
大人としても多様性を学ぶのに良い絵本だな、と思って購入したのですが、実はこちらシリーズもので続いていくみたいです。(ギリギリ単品にランクインさせてしまいました、、、すみません)
シリーズから最新の「ヒミツのひだりききクラブ」が出版されていました。

こちらは文字通り、ひだりききの人にフォーカスしたお話。
「レアキッズシリーズ」と銘打って出されているこれらの絵本は、アレルギー持ちやひだりきき、人見知りだったり海外生まれだったりと、色んな場面で「マイノリティ」とされがちな人に焦点を当て、彼らへの理解を深めつつ、自分たちとまた変わらないことを学べるものです。
今後他にも出るようなので楽しみ!

個人的にジェンダーをテーマにしたものが読みたい
1位 どこからきたの?おべんとう
さて、映えある1位は「どこからきたの?おべんとう」です。
シリーズものに対して、なんとなく作者さんも続き物を出していない方を意識して選んだのですが、今回は避けて通れなかった鈴木まもるさんです。

どこからきたの?おべんとうは、2021年の青少年読書感想文コンクール低学年の部で課題図書に選ばれた本です。小学校低学年向けということで、ぼまには少し早いかとも思ったのですが、日頃

ねぇこれはどうやってつくるの?これはどこからきたの?
とトレーサビリティに興味津々なぼまにぴったりかな、と思って購入しました。
目論見が当たりおおうけ!
おかあさんが作ってくれたお弁当の、一つ一つのおかずやその材料がどこから来ていて、どうやって入手して、どのように作ったのかをイラストでわかりやすく説明してくれている絵本です。
昨年度末にコロナウイルスのオミクロン株が蔓延した時、ご多分に漏れず保育園が休園になったため、おうちピクニックで同じようなお弁当を作ってみました。

ぼくの好きなものばっかり!でもたくあんは、いいかな

鈴木まもるさんには大変お世話になっていたのですが、ちょうど1-2歳でハマったシリーズが多かったので、今回取り上げたランキングからは抜けていました。まさにきゃまがもうちょっとでハマることでしょう。

シリーズものでは出てこなかったでし

(わたしとしては)誰もがしっている名作シリーズ、せんろはつづく。そういえば、せんろはつづくシリーズや、つみきでトントン、そらとぶコックさんなど多くの絵本が竹下文子さんとのタッグで組まれています。
どこからきたの?おべんとうは、作画だけでなく文章も鈴木まもるさんだったんですね。
好きになる絵本とは
以上、ぼまが単品で好きになった絵本ランキングでした。

よめの予想でもあるので、折を見て本人にも確認してみますね~
さて、シリーズものでは「捜し物系」「続き物系」「特別ゲスト系」に好みの軍配が上がる、と書きましたが、単体で好きな絵本の傾向があるか考えてみました。
食べ物系
図らずも多かったのは食べ物。わたしもご飯をつくるし、ぼまも食べるのが好きだし、大人と子供が共通に持てる話題としてやっぱり食事、食べ物は大きい。
1位のどこからきたの?おべんとう、2位のからあげビーチもまさに食べ物系でした。

おかあさん!今日もれすとらんごっこしよう!
レストランごっこで、絵本に出てきた料理を作ってくれることもしばしば。楽しいです。
探し物系
シリーズものと被りますが、やっぱり捜し物系は夢中になります。今回のランキングでいうとオニガシマラソンと、実はくつやさんとおばけでもちょっとしたかくれんぼネタがありました。
案外子どものほうがじっくり見ていたり、大人の固定観念にとらわれない探し方をするので早く見つけたり。競争しながら探すのも面白いです。

次はぼくがみつけるからね!おかあさんはみつけないでね!
…多少の接待も必要でしょう。
男の子的テーマ(恐竜、乗り物、妖怪…)
最後は一緒くたにまとめてしまったのですが、やっぱり乗り物、恐竜、そして妖怪は強いなと思います。お化けや妖怪は女の子にもブームが来るのかな?
こちらとしても、喜んでくれるかな?と思いながら探すので、ついつい「くるま 絵本」「電車 絵本」とかで探してしまうんですよね。今回は妖怪が入りましたが、男の子のお洋服にプリントされがちなBEST3が恐竜、乗り物、そして宇宙なので、しばらくしたら宇宙ブームも来るのかな?なんて思っています。
先程あげた食べ物系以外は、こちらのテーマが引っかかっていると思います。
(乗り物のしんごうきピコリ、お化け・妖怪のくつやさんとおばけ、オニガシマラソン)
さて、長くなりましたがこちらで3-4歳の絵本ブログはいったんおしまい。
折をみて、今度は0-1歳の絵本もご紹介したいと思います~ではでは
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