こんにちは、よめです。今年の4月から次男も晴れて保育園に入園し、約1年3ヶ月ぶりに会社に戻ることになりました。もともとは4月復帰を予定していたところ、3月はコロナによる休園が相次いだので、ちょっと余裕を持ちたくて5月復帰にしました。今日はそんな私のワーママ(仮)ぶりをご紹介します。
復職前からすでに不安
入れないチャット
さて、メールやLINEなどを未読にしたまま放置するのが嫌いなわたし。産育休中にチャットツールに来たメッセージも通知が来る限りきちんと既読にしておりました。
面倒だな、と思っていた記憶はあるのだけど、たまにログインしてサッと読み飛ばすくらいには息抜きになるしね。ただ、仕事も何もしていないので特に通知が来なくてもおかしいと思わない。

みんな、私のことそろそろ忘れちゃったのかな?
それくらいに思い、通知のこないこと半年間。あ、永久ログアウトされてるから通知が来てなかったのね。これは失敬!もう復帰するよ!勇んでログインしたところ、…入れない。ん?
ネットワークが正しいことを確認してください。IDとパスワードを確認してください。
やけに確認させてくるけど全部合ってるよ?
こうして弾かれること1週間。放置しすぎたかな、とまだお休み中でしたが、オフィスに忍び込んでちょっと設定を直したらまた入れるようになりました。
オフィスってすごいよね。在宅は楽、というか効率良く時間が使えるけど、仕事面での生産性でいうとオフィスに軍配が上がるのかもしれないね。
まだチャットに入っただけだけど。
接続できないポケットWi-Fi
オフィスっていいよね、とは言いながら結局リモートワークを選ぶのがワーママの宿命。
しかし我が家のWi-Fi、時間によって接続性にすごく波がある。特に同じマンションの皆様がリモートワークしていると思われる時間、だいぶ繋がりにくい。
ウェブ会議でネットワークが危ういと、

わたしのは大丈夫ですけどね?
とすました顔をしているつもりだけど、多分私だけ音声ズレてたりしてバレているのでしょう。
余計なストレスを溜めたくないので、会社支給のポケットWiFiを駆使して、マンションの民と競わない孤高のネットワークを取り戻すことに!
……が、繋がらない。
何故なの?休職したときには繋がってたのにどうしたの?
昭和のテレビよろしく叩いて直そうにも、手のひらより小さいポケットWi-Fiは叩く面積さえない…やり場のない怒りを鎮めるため、テザリングしようと手に取ったスマホでYouTubeの動画をしこたま見てしまう。

今日も植草美幸先生の婚活チャンネルはおもしろかった
結局、どう考えてもネットワークが解約されているようなので、一般職さんにお願いして通信会社と連絡をとってもらい、新しいSIMカードを送っていただいた。
仕事早かった…仕事早い一般職さんてすごいよね。リモートでYouTube見てる総合職はその時間分のお給料返上した方がいいよ本当に。
開かずのロッカー
何はともあれ多様なネットワークが保障され、チャットツールにも入れるようになり、私の復帰はもう万端。あとはお休み中にロッカーにぶち込まれた郵便物や昔の資料を整理してハードな環境も準備万端にしよう!
出社して勇んで向かったロッカーの扉は、びくともしませんでした。昔もオートロック仕様でテンキーで開けるタイプだったのですが、よく見たら扉の仕様が変わっている。いや、扉自体が変えられている。

大掛かりな犯罪かな?
ロッカー前で立ち尽くす私を尻目にいとも容易くロッカーを開け閉めしていく社員たち。どうにもならないので、過去のメールを漁り手掛かりを探す。
やはり、今年に入ってすぐ全てのロッカーの扉が交換されたとのこと。希望者は事前にロック解除のパスワード番号を伝えておくように、とのメールを余裕で既読スルーしていた私。何の音沙汰もなかった場合は勝手に設定するから後からメールで聞いてね、と書いてあるので、速攻メールで聞く。

『育休中で対応できてませんでした!ロッカーの解錠番号教えてください!』
メール誤送で復帰の告知
よし、これでOK!と送信ボタンを押して数分後、たくさんの人達から復帰を喜ぶメールが草(w)と共に送られてきた。ありがとう!何でみんな知ってるの?あ、私さっきのメール全社員に送ったの?間違えて?全員一括送信?あ、そうなんだ、そっかそっかぁ

もうやらかしたわ
そんなわけでポンコツぶりを全社員(正確には私の職種が所属する本部全員ですが、感覚的には全社員レベルの規模です)に通達してしまった。こんなことなら育休中とか書くんじゃなかった…自分の怠惰を棚にあげて育休だったことを印籠のように使うモンスター社員だと思われたかもしれん…1時間くらいうじうじと落ち込んだのですが、まあ忙しい我が社のこと、週末過ぎれば大体の人が忘れているでしょう!みんな暖かく迎え入れてくれるでしょう!だんだんポジティブマインド戻ってきました。
久しぶりの出社
この人誰?
そんなこんなで週末を超え、子供たちと戯れる間にわたし自身が都合よくポンコツ事件を忘れ、意気揚々と正式に出社しました。たまたまフロアのレイアウトに変更がある日だったので、リモートメインの部員も様子見たさに結構出社していた様子。前回はコソコソしていたけど、今回は正式復帰とあってキメてきたので知り合いを見かける片っ端からご挨拶。
とはいえ、前回の復職時はコロナになりたてで圧倒的リモートだったからか、久しぶりすぎて初見じゃわかってもらえない。私だけ

○○さーん!おひさしぶりでーす!
とテンション高めなので、え?誰?とも言いづらく(基本的に穏やかで優しい人の多い会社です)『あ?あー!うんうん、ん?』と、ヒント欲しさに首から下がる社員証ケースをチラチラする目線を感じた。
育児休業って振り返るとあっという間だけど、その最中にいると1日がすごく長かったし、自分がいなかった間オフィスに流れていた時間もそれくらい長かったように錯覚してしまう。でも、ここで日々の仕事をこなしていた人たちにとっては慌ただしくすぎて行った1年だったのでしょう。もう戻ってきたの?!いついなくなったっけ?!みたいな反応も多く、とはいえいい意味で予想通り、楽しく暖かく迎えてもらいました。数十人に挨拶したけど、数日前のポンコツメールのことを覚えていた人も全くおらず。良かった、、、
優しい女の子
紆余曲折を経てなんとか取得した解錠番号を使い、ロッカーもちゃんと開けることができました。けど、入力と解錠のタイムラグがあってもたもた。
たまたま横のロッカーを使っていた若い女の子がぎこちなさを見かねて、こうやってやるんですよ!と教えてくれる。更に、いちいちロッカー施錠モードに設定しなくてもワンプッシュで簡単に開けられるやり方も雄弁に説いてくれた。
まさか私が10年目も近く、このロッカーが新オフィスに運ばれた時から歯ブラシやスリッパ、コンタクトなどを押し込みなんとなれば泊まりがけの仕事にも対応できるようにしてきたアラサーだとは思ってもいない様子。
ちなみに彼女が今使っているロッカーの所有者が入社し、心を病み、退職したのも見届けたわよ。しかしそんな情けない年次マウントも、ただのロッカーを前にオロオロしているわたしから繰り出す威力はゼロ。本当にありがとう優しい子。仕事がんばろうね。
仕事は身体が覚えている
さて、チャットツールやらロッカーなど基本的な設備にも苦心したわたし、いざ仕事を始める準備に入るとなると、その他いろいろ忘れているかと思ったけど、いくつかあるパスワード類も頭より指が覚えていたし、やってみるとあ、そうだったみたいなことも多く、思いの外早く仕事モードに戻れました。
良かった。正直復職する直前がいちばん復帰無理だと思ってたけど、やってたら何とかなりそう。
そして前回の育休明けも少し切なかったのは、1日の中に押し込みようもないと思っていた家事、育児、仕事のシェアが、復職してみると結局なんだかんだで調整できてしまうこと。譲れない子供との時間、家事のポイントはあっても、例えば掃除機をルンバに変えるとか、洗濯を一回にまとめるとか、ホットクックにお任せするとか、私がこだわりを持ってやってきた家事の方針なんてお給料ある仕事を前にすればアレンジしたり無くしたり、容易くできてしまうのでした。(ただ、これに関してはこだわりが人それぞれなので他人に同じ価値観を当てはめづらく難しい)
そしてまた、わたしが育休中に費やした家事時間、キッチンで食材を刻み続けたことなど、全て無駄だったのかというと、きっとそうではなく…その時の私の精神状態をうまく落ち着かせたり、復職してからより効率良くこなすためのトレーニングになったりしていると思う、思いたいのです。
今後の働き方
家事との両立
今後の働き方ですが、基本的におっとは出社、わたしはリモート多めで、仕事の合間に家事、家事の合間に仕事とうまく組み合わせてやっていこうと思っています。朝から日中はそれで、夜以降の仕上げ家事は夫におまかせ、私はもっぱら子供たちの寝かしつけと寝落ちに専念かな。朝早く起きる分、夕方以降のHPが僅かなので、おっとが夜頑張ってくれるのは(しかもその後また仕事してる…)とってもありがたい。シフト制というか、お互い自分の1人時間(私は早朝、おっとは夜)があって、見えていないところでやってもらっている感覚があるのもいいのかなと思ってます。ずっとどちらもいるのに、どちらかだけがやっている瞬間って気まずかったり、不要に苛立たしくなったりするからね。
働きたい(ここで働かせてください)
そんな形で身体も気持ちも準備は出来てきたのですが、正式に復職してまだそんなに経っていないので、暇です。なんというか、固定の仕事がない。一応頭脳労働なので、永遠に情報収集やお勉強はできるのだけど、ろくに定例ミーティングも無いので1日のスケジュールが自由すぎて逆に疲れています。少しでも仕事があると、休み時間も正当に休んでいい気がしてメリハリがつくのだけど、つねに仕事ないという負い目があると休むに休めず、けれど何かを生産したという自負もなく、やるせない。しかし、与えられた仕事が無いと元気がなくなるっていかにもサラリーマンでこの時代にそぐわないですね。フリーランス、個人事業主の方は改めてすごいなと思います。何はともあれ、仕事をください。
※これを編集している今、復帰2週目でぼちぼち仕事のお誘いが入り調整中です^^また仕事はじまったら変わっていくだろう気持ちも書いていこうと思います
仕事のポートフォリオで悩む
本格的に仕事に入り始めたらあっという間なのでこんなこと言ってられないのだけど、とはいえ仕事のポートフォリオで悩んでいます。
①仕事時間と家事育児時間のバランス (量)×②仕事時間に占める仕事のバランス(質)
どうしようかな。まず①の仕事量について、先述の通りわたしは基本的にリモートでやりくりしようと思ってはいるのだけど、そうは言っても子供がいなかった頃よりは稼働時間は減らさざるを得ない。
ただ、妊活していた頃のように意図的に(対外的にはこっそり)減らすこともなく、ある程度ストレッチはしたい。大体1日8時間から9時間きっちり働けば収まるくらいだと嬉しいんだけど、それってどれくらいだろう?プロジェクト2~3本+課外活動(情報発信系)かな?
次に②の仕事内容について。お客様や仕事のタイプによって忙しさや感じるストレスがだいぶ変わるので、例えば関わるプロジェクトのうち、半分はこれまで自分が携わってきたプロジェクトに近しく、経験値や過去の知見を活かしてできるもの。もう半分は、未経験だけどこれから伸ばしていきたい領域について、やや責任のあるポジションでじっくり挑戦していく(または、初めは前者で責任あるもの、後者はメンバーとしてお勉強でもいいかもしれないけど、そんなこと言ってられる年次でもない)。
そして+αの課外活動を息抜きにする。…ができれば嬉しいなと思ってます。まあ、これくらいを念頭に置いておいて、あとは呼ばれた仕事がキャリアはを作るくらいの気持ちでやっていこうかな。
キャリアは2人で作りたい
トータルで2回の育児休業、キャリアの中断を経て復帰することは、私だけでなくおっとも楽しみにしてくれていました。休業中に一時預けを利用して私の1人時間を確保してくれたり、

こんなんだったらもう働きには出ない!
なんて言わせないためのハッピーな投資をしてくれたおっと。私たちは同じ会社なので、(家庭のファイナンス上はリスキーかもしれないけど)共通の話題も多く、周囲も家族帯で理解してくれている感覚があり、働きながらいろいろなことを両立しやすいなと前向きに捉えています。
お互い、ここを専門にしたいとか、向こう数年で何がやりたいとか、ぼんやりとした夢を語り合いつつ、家族として何がハッピーなのか、それは子供や双方の犠牲なく成し遂げられるのかなど、都度ミニストップしながら走り続けたいと思います。そうして走った後を振り返った軌跡が、私のキャリアだと言える日が来ればいい。
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